竿燈、ねぶた

雑記

8/3~8/9の日程で、クルーズ旅行に行く。今回は、竿燈·ねぶた祭のクルーズだ。前々からこの夏の祭りは行きたいと思っていた。やっと念願が叶う。

女房との遠くへの旅行は、基本クルーズになっている。女房の病気のせいで、長時間車にのったり、列車や飛行機の移動が出来ない。ただ私自身も、今回特に分かったのであるが、体力低下というか、通常の長期旅行はちょっとしんどいなと感じている。少し贅沢ではあるが、旅行期間の移動を考えると、心地よく旅をするのにはクルーズ旅行しかないのかなと思う。ただこの先身体が動かなくなると、そのクルーズ旅行も難しくなってくるかもしれない。まぁあと五年かな。それもなるべく早いうちに、心地よく動けるうちに、いろんなところを訪れたいと思っている。それと移動時間2時間ぐらいなら、車や列車でも今のところ大丈夫なので、関東地区ならばまだいろいろ楽しめることは出来る。

今回の出航はいつもの横浜ではなく、東京港の客船ターミナルだった。東京駅からシャトルバスが出ているので、それに間に合うように電車に乗ろうとしたが、なんと事故があり電車が止まってしまっていた。一つ前の電車に乗っていたら、電車の中で缶詰状態になってしまうところで、不幸中の幸いだった。すぐ駅を出てタクシーに乗る。ただタクシーの運転手がナビを入れ間違えたのか、有明のフェリー乗り場に行き、危うくそこで降ろされそうになる。が気づいて、正しい場所に行ってもらう。

8/3、4は、終日航海で、いつものごとく甲板を歩く。クルーズの醍醐味はこの甲板歩きだ。本当に気持ちが良い。無心で歩いていると、身体の中に溜まっていた汚れが落ちていくような気がする。甲板のオーク材のおかげだと思うのだが、歩く度のその反発が、ちょうどよい具合に身体を通じて脳に響くのだろう。そして一時間ぐらい歩いたあとの露天風呂が最高。前面の景色が宮城県の金華山で、多分自衛隊のジェット機だと思うが、その上を飛行機雲を吐きながら、クルクル回転したりしてテスト飛行をしていた。現実のものとは思われない、映画を観ているような気分だった。

8/5は、秋田の竿燈まつり観覧。周りは屋台がたくさん出ていてすごい人出であった。あたりが暗くなっていよいよ祭りの始まり。もちろん初めて観たのであるが、縦9段ぐらいの高さで、提灯の中は一個一個ロウソクが入っている。目の前で、手や額や肩や腰などいろんな形で竿燈を支えているのだが、すごく難しい技だなと思った。実際、上手い人とそうでない人がいたな(笑)。お囃子のBGMが頭の奥の方で響く中で、竿がたわんで暖かい灯が揺れる様は、とても幻想的で夢心地であった。

8/6は、青森のねぶた祭。迫力があった。色彩は竿燈と違って派手で色鮮やか。日本で数多くの祭りがあるが、その山車の豪華さはねぶたが群を抜いていると思う。まずそのデザイン。もちろんプロの作者がいるのであるが、台車の上に収まる形でのストーリー、人や動物の組み合わせ、色使い。どれをとっても一流の芸術品だ。そして「ラッセラー、ラッセラー」の掛け声のもとハネト(跳人)が躍り歩く。その踊りは単純で誰にでも簡単に出来るところが実は優れている。全員参加で盛り上がることの出来る祭りだ。今年でパナソニックが50年の歴史を閉じ撤退するそうだ。まぁ山車ひとつで二千万も三千万もするそうだから、企業の台所事情もある。残念だが今まで参加してくれたことに、拍手を送りたい。

8/7は、田舎館村の田んぼアートを見る。よくテレビでやっていたので一度は実物を見てみたいと思っていた。こういった形の街おこしもなかなかいいアイデアだな。とても晴れた良い天気だったので、綺麗に見えた。そして遠景の岩木山も素晴らしかった。ただ岩木山というと、自然と松村和子の「帰ってこいよ」が頭に流れてくるのが、古い人間だね。ただここで一番気に入ったのが、近くにあった「たんぼあーと」という無人駅。田んぼの中にポツンとある、良い雰囲気の駅だった。

夜は船上から花火を観る。まず最初に、ねぶた祭で賞を取った五体の山車が船に乗せられ、お披露目で港をくるりと回る。そして花火が始まったが、二尺玉の花火は迫力があったな。スマホでビデオを録っていたが、枠からはみ出しそうな大きさ。竿燈、ねぶた祭と続いた今回の東北の祭りツアーの締めを飾るにピッタリだった。

8/8は、一日船上。8/9の朝、暑い横浜に帰る。電車を乗り継いで千葉の我が家に帰り、現実に戻る。天候にも恵まれ、それほど暑くもなく、リフレッシュ出来た楽しい一週間だった。

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