山田五郎

雑記

7/14、山田五郎氏が亡くなっていたとのこと。年齢的には私よりも少し若いが、だいたい同じ世代である。我々世代の中でカッコよく生きた人だと思う。彼は決してハンサムではない。ただ物の考え方、発想、面白がり方、興味の方向性には、共感でき、自分には少しずつ足りない何かを持っているな、カッコいいなと思っていた。

最初に見たのはやはり「タモリ倶楽部」かな。その時はいわゆる業界色プンプンで、胡散臭い奴が出てきたなと思った。そのあと「たほいや」という番組で見方が変わった。「たほいや」は広辞苑を利用した言葉遊びのゲームで、出演者の知識やウィット、推理力や、それこそ人間性まで楽しめる番組だ。そこに出てたのが、山田五郎の他は、松尾貴史、大高洋夫、小林恭二、森雪之丞、三谷幸喜ら。三谷幸喜なんかこの時初めて知って、その後の活躍は見ての通り。そうそうたるクセのあるユニークな魅力的な布陣であった。その中でも山田五郎の回答は、「やるな」といった感じだったね。

この番組、もう一度復活すればよいのに。ただ今思えば、私と同世代の人間がやっていたので楽しかったんだろうな。今復活するとして、お笑い系の一見知的っぽいのが出演者に選ばれるとして、その顔ぶれも想像出来るのだけど、全く興味がわかない。いわゆる経験を踏まえた知性·センスを問う番組は、まだ私が人間的に出来ていないせいか、自分よりはるかに年下の言葉なんぞ、耳にも心にも入ってこないのが想像できる。ただ表層的に笑うだけの番組ならそんな連中でも良いのだが。

山田五郎氏は、知っての通り美術への造詣も深く、ユーチュープの「オトナの教養講座」というチャンネルで、絵画についての解説を誰にもわかりやすく面白く配信してたようだ。私はユーチューブを見ないので直接知らないが、それをまとめた本を以前買っていた。私自身、絵画、特に印象派の絵画が好きで、日本人の典型かもしれないが、モネとかゴッホは特に好きだ。この本は印象派の同時期の画家の人間関係も面白く書かれていて、読んだ時、さすが山田五郎と思ったものだ。

あぁ残念。それにしても、良い人は早く死ぬとはよく言ったもんだ。67歳、早いよね。

合掌。

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