10/9は、母の一周忌のため名古屋に行く。本来は8月なのだが、名古屋の夏を避けてこの時期にした。昨年の四十九日もかなりずらして行っている。法要は10/10の10時からで前日に先乗りした形だが、昼過ぎには名古屋に着き、女房は昔の中学生時代の友達と会い、私は名古屋市美術館に行った。ちょうど「ゴッホの跳ね橋と印象派の画家たち」をやっていて、その前にあべのハルカス美術館で観た人から「とても良かった」という情報もあり、観ることにした。「跳ね橋」は実際に今まで観たことはなく生で観ると本当に傑作だね。多分、ゴッホがこれを描いた時期は、精神的にも落ち着いていたのであろう。全体的な光がとても穏やかに感じる。左側に2本だけ糸杉があるのだが、主張はしているもののきっちり風景に溶け込んでいる。実際の糸杉のあった場所は、解説によると並木になっていたのだが、この方が構図的にも断然良い。落ち着いた感じではあるものの、随所にゴッホらしい筆のタッチや色使いも見られ、こんな絵、部屋に飾ったらどんなに良いだろうと思った。
その他、ブーダンの広い空、バルビゾン派のルソーやコロー、それに印象派のモネ、モリゾ、ルノワール、カイユボット、そしてゴーギャン、セザンヌとオールスターの顔ぶれで、時間が経つのを忘れていた。やはりたまには本物の絵を観るべきだとつくづく思ったね。
その日の夜は、女房と女房の叔母さんと三人で池下の「大嶋」で食事をする。約一年振り。名古屋にいる時は、プライベートでよく使っていた。言い方を変えると気に入った人達とだけ利用していた。ここは何といっても魚介類が旨い。いつも頼むのがお造りと海鮮サラダ。あと炭火焼が名物。他の一品も季節感が感じられ、今回はせっかくだから松茸の土瓶蒸しを頼む。日本酒のラインアップも充実していて、今回はひやおろしを始めとする秋のお酒が8種類もあり、一合ずつではあるが、調子に乗って全て呑んでしまった。多分8合のうち5合ぐらいは私が呑んだのではないか。ただ本当に吞み口が良いんだよね。すーっと食道に吸い込まれていく感じ。つまみも旨いし、店の雰囲気も良いし。次の日が法事というに困ったものだ。
10/10は、西本願寺にて法要。隣の保育園で運動会をやっていた。予定より早めに着いたので、しばらく運動会を見学。もうすぐ孫もこんな感じでやるんだなと見ていた。ちょうど最初から見ていたのだが、園長の最初の挨拶が長すぎる(笑、怒)。 よく園児たちは大人しく聞いていたなぁと感心する。一周忌は一時間ちょっとで終わる。母が亡くなってから一年か。長いような短いような。今、あの世で何を考えているのかな。いろいろあったからな。
その後名古屋駅近くの「浅田」で食事。姪っ子たちはかなり前に結婚していて、そのうちの一人は子供もいて、うちの孫と同級生。ここでは書けないようないろんな話をした。そして新幹線に乗り家に帰る。これでなんとなく一区切りついたようで、ホッとした感じだ。次は三回忌まで無いな。

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