このブログを書き始めてちょうど一年経った。当初、日記風の「雑感」と気ままな意見の「ラストパス」との二本立てで、「雑感」は2日に1回ぐらい、「ラストパス」は1週間に1回ぐらいを想定していた。いずにしても1年間は練習という感じで始めたが、とてもとてもそんな頻度では書くことが出来ない。なにかとやることがあって時間が作れない。会社にいるころは、仕事さえ無くなれば時間はタップリあると思っていた。ただ本当に時間があるようで無い。それに体調の問題もある。
特に「ラストパス」のほうが書けない。(実際この一年全く書けなかった)。これの根本的な理由は、実は時間が無いということではなかった。日頃の行動は「雑感」に書いているのだが、その時に付随して、自分の思いや意見も書いているので、改めてどういったことを「ラストパス」に書いていいのかがわからないのだ。「雑感」に書くべきことと、「ラストパス」に書くべきことの分類がきちんと線引き出来ないのである。
分類するという行為は意外と難しい。例えば今回新しい書斎らしきものを作り、新しい書棚に本を整理しながら収納したのだが、こんな個人の小さなことでも、どこに何の本を収納するかで頭を悩ませた。文庫本サイズが収納できる書棚を作ってもらったのだが(高さは新書もギリギリ入る)、とりあえず作家順に並べたのであるものの、同じ作者でもハードカバーの本はどうするのか、共著はどういう風に並べるのか、些細なことで悩むのである。文庫本以外は分野別に並べたのだが、どの分野にいれてよいのかわからないケースもある。無論、著者が分野をまたがる時にはどうしたらよいかという場合もある。
会社時代でも書類の整理でかなり頭を悩ませた。緊急性のあるものは机上のハコの中に入れ、ある程度時間の経ったものをファイリングしていくのだが、そのファイリングの分類がまず難しい。当時一応会社全体の書類が私のところに集まることになっており、いわゆる決裁関係、稟議書等とその付随資料は、事業部ごとに日付順にファイルすればよいのだが、難しいのは将来の案件に纏わる資料である。ある程度は事業部別に仕分けは出来るが、その先の分類·項目となると、その都度新たに項目を設けるとなるととんでもない数になる。ある程度まとめた項目を作りファイルをするのだが、しばらくたってその項目を変えるのもしょっちゅうであった。なにも考えずに日付順にファイルするという方法も昔から言われている。その方法も、一つの案件が長期にわたる場合は適さない。
会社において、分類の最たるものは組織である。大きな組織、例えば営業部門とか管理部門とかはわかりやすい。ただその先、例えば管理部門で言えば、財務·経理·人事·総務等はわかりやすいが、その先の「部」とか「課」となると、どの仕事をひとまとめにするかは頭を悩ます。それぞれの仕事内容の理解も必要だが、大所高所に立ってのポリシーも必要になる。そしてなによりも、社員の能力·仕事量が結果として正確に把握できる組織が理想的だ。それらは社員の生活に直接繋がる重要な要素だ。経営者は組織を作ったり、あるいは変更の際は、その辺の苦しみを十分経験しなければならない。
会社時代は結構長かったが、これらの問題のスキっとした解決法は見いだせなかった。スキっとはしていないが、結局最終的な解決法は、「適当にやる」ということだった。細かくやればキリがなく、それをやることに対しての費用対効果が見えてこない。「適当にやる」ことは、いつもモヤモヤ部分が残りスッキリしないのではあるが、まぁそういうのを飲み込むのも、役職だな、大人だなと思うことにした。ただこの「適当にやる」というのも、その場は最適なものを考えることが前提だ。その後の結果や整合性はおかしくなっても気にしない、その時必要ならば修正する、といった姿勢だ。
今回のこのブログの「ラストパス」の分類も、結局一年かけた結果、「適当」にやろうと思う。実は新しいことへのスタートなので、なんとか立派なハコを作りたかったのだが、諦めることにした。というか、この判断がこのブログのスタートになると思う。当初思い描いていた「雑感」2日に一回、「ラストパス」週に一回も、「適当」で良い。それこそ慣れてきたらそんな感じになるかもしれない。とりあえず続けることだ。
とにかく、「適当」でスタートする(笑)。

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