今年も、今日で終わりか。長い一年だったね。
ここ二、三日はとても暖かい。散歩日和である。冬の突き刺すような寒さの中での散歩も悪くない。頭の中で、勝手にサイモン&ガーファンクルの「冬の散歩道」をBGMにして、時折白い息を吐きながら歩くのも冬の一つの醍醐味である。ただ歳のせいもあるが、そのような環境での散歩はせいぜい30分だな。今は朝の散歩も1時間ぐらい、昼や夕方は2時間から3時間ぐらい歩くので、ここのところの暖かさがちょうど良い。散歩コースは、街中と違ってとても静かだ。それでいて光の加減なのだろうか、なぜかわからないが、歩いていると妙に年の瀬を感じる。
歩きながら今年一年を振り返る。ちょうど一年の折り返しに会社を辞め、前半と後半とでは様変わりした生活を送っていたのだが、どうも前半部分が記憶に薄い。もちろん辞めた最後の一か月はかなり鮮明に覚えているのだが、その前が一向に思い出さない。まぁそれだけ新生活にスムーズに移行したのだろうな。
一昨日は、会社時代の同期の友人に作ってもらった書棚がやっと完成。7月にメインの書棚を作ってもらい、最後のピースを埋める書棚は翌8月完成予定だったが、ずれにずれてついに12月。
書棚の製作依頼は昨年の夏ごろだったかな。当初は完成が今年3月予定だった。それが5月。そのあと7月。7月は一つは完成、もう一つは間に合わずという状況だった。途中で友人が体調を壊したのが大きな原因だが、もう一つの原因としては(本当はこちらがメインかな)、彼の技術者魂に火がついてしまったからだ。急に電飾を施すということになり、あと天板も彼の好きな重い一枚板のモンキーポッドを使うことになった。モンキーポッドは、昔テレビのコマーシャルに「この木なんの木気になる木」の歌とともに出ていた樹である。個人的にはそこまでやらなくてもと思っていたのだが(笑)。
多分、完全かつ最高の作品を目指したと思うのだが、当日はそれが裏目に出たことがわかった。セッティングしようと思ったらなんとスペースに入りきらないのだ! 最大限の長さはもちろん認識しており、当初はそれの数cm短めの長さで作っていたと思うのだが、天板のモンキーポッドを生かすために、ぎりぎりのサイズにしたらしい。しかし下の台の部分がそれに合わせてサイズオーバーしてしまっていたのだ。
それからの修正が大変であった。結局ノコギリで切って収まるサイズにしたのだが、それに応じて電飾の配線も変えた。しかし、いざ設置という時に、狭い場所に繋げていた配線がブチ切れてしまったのだ。基本二つの書棚を繋げて設置するため、配線も繋げなくてはならない。繋げてからセットしようとしたら少しのズレで切れてしまった。天板との配線の接続も一苦労。きっちり壁に隙間なく収まっているので、繋げる作業がスペースが無くうまく出来ない。配線の部材を持ってきていたので、延長して余裕を持たせてなんとかやったが、友人の美的センスからいったら不満だったようだ。もちろん下の台の修正で天板との接続もズレて、新たに穴をあけてやり直す。
結局、設置して終わりという予定が3時間もかかってしまった。しかし、まぁきちんと収まってヤレヤレ。見た目も全く問題ない。出来上がって眺めると、やはりモンキーポッドの天板は素晴らしい。今回の書棚は高さ約1メートル。書斎の奥に鎮座まし、新しい自分の「城」のメインになる。その重厚感がたまらなく良い。五畳という狭いスペースに書棚が都合4つ。先回7月に作ってもらった天井にも届こうという大きな書棚が側面に。もう一つの側面に二つの書棚。そして今回のヤツ。なんとなく書斎らしくなったな。時間がかかったが、友人に大いに感謝である。
昨日は、新しい書棚に、ダンボールで待ち構えていた本を収納。常滑で作ってもらった銘板をその上の壁に掛ける。あとは絵画等をどこに飾るか、楽しい作業が待っている。そして今日は、先日頼んであった餅と蕎麦を引き取りに行って、そのあと今年最後の散歩の予定。ここのところ天気も良いので海岸まで散歩に行っていたのだが、今日もそうしようかな。昔は毎年必ず、年越しそばを打った後に、飼っていた犬共々家族4人で海岸に行き、その年最後の夕陽が沈むのを見ていた。それも懐かしい思い出だ。


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