南房総旅行

雑記

12/19は、近くの文化ホールでパントマイムを観た。女房の友人の関係の人がやっていて、手作り感のあるほのぼのとした公演だった。ただ観客がとても少ないのが気になった。山田とうしというプロなのだが、歳は60くらいか。奥さんや息子もバックアップしていたが、これで生活が成り立つのか他人事ながら心配になった。こういった「芸」の需要は少ないのかな。

パントマイムといえば、昔会社に入ったころ、銀座に「マイム劇場」という店があった。四丁目あたりだったと記憶している。軽い食事や飲み物を楽しみながらパントマイムを楽しむのだが、初めての生のパントマイムがとても新鮮だった。ベテランの年配の人と若手数名がいたが、いろいろな題目を楽しむことが出来た。私自身初めての東京での生活で、「これが東京か」と感激したものだ。

落語でも、漫才でも、クラシックを始めとするコンサートでも、テレビで観るよりはライブの方がいいのだが、パントマイムこそは生の方が断然良い。それも観る距離が近ければ近い方が。年齢のせいか、若い頃観たのと比べ今回はそれほど感激はしなかった。観た距離のせいもあったかもしれない。ただパントマイマーが、その年齢でこれだけ動けるのかという別の驚きもあり、これからも頑張ってもらいたいと思う。

12/20は、東京駅八重洲地下街で、会社の営業時代の先輩達3名と昼呑み会。一緒に仕事をやっていたのは、かれこれ45年前から40年前になろうか。自分ではついこの間だと感じるが実際大昔だね。私以外はほぼ80代。昔の80代のイメージは、とても外に出てお酒を呑むなんて考えられなかった。その点、今は一緒にこうやって楽しく呑めることが出来る。とても良いことだ。あと凄いのは皆さん外見がほとんど当時と変わっていないこと。当時と変わったのは私だけ(笑)。そういったことも昔と変わらず楽しく話が出来ることに繋がっている。ただ話の中身は、健康の事、介護の事が中心。その辺が若干昔と変わったのかな。それと変わったのが酒量。圧倒的に減ったね。というか昔が飲みすぎだったのかもしれない。

12/22から24までは女房と南房総への旅行。毎年年末から正月にかけて行っていたのだが、今回は少し前の平日の空いている時期に行く。初日は岡本桟橋、崖観音、那古寺に寄った。皆穴場で、かつ平日でもあり那古寺にいたっては我々だけだった。

岡本桟橋はパーっと開けた海の中へ、良い感じの朽ちかけた桟橋が伸びている。今回は見ることが出来なかったが、富士山が見えることもあるそうな。そんなに寒くなく、海風が心地よかった。桟橋の一番先に行き、海のパノラマをしっかり楽しんだ。崖観音は、切り立った崖によくこんな建物を造ったなという感じで、他にもこういったところは割とあるのだが、昔の人達は重機もない中で良くやったなと思う。階段が大変だったが、崖観音という名称で覚悟はしていた。が、大変だったのが那古寺。山の上の見晴台まで行ったのだが、そこから下までの迂回コースのアップダウンの大変なこと。それも歩いているのが我々だけで、千葉県は熊が出ないから良いものの、それこそ熊が出てもおかしくない雰囲気の山道だった。

そのあと宿に行き、まず温泉に浸かりそしていよいよお目当ての食事。割烹旅館と銘打つだけあって、日本酒とよく合う料理だった。キンメダイがメインのお造りと、煮つけもキンメダイ。なんか一年の疲れを、温泉とともに洗い流した気分だ。泊まった部屋の床は畳敷きで、裸足であるく触感は心地よい。良かったのが、部屋食なのだが、食事用の部屋が隣にあり椅子席であること。部屋食でありがちな部屋の中を片付ける必要もなく、ナイスアイデアだと思う。それに宿代の安いこと。今までと違って、正月にかかるハイシーズンではないというのが大きいと思うが、これまでの半分以下。やはりリタイア後の「平日」という武器は素晴らしい。

ただこの日の夜中、急に膝が痛み出した。朝になっても痛みが引かず、結局二日目は宿にいることにした。前日のアップダウンが響いたのか、それまで一日1万8千歩平均で歩いていたので、オーバーペースで膝がやられたのか、とにかく膝が腫れて痛い。午後にマッサージを頼んだら、ちょうど整骨院の人だった。膝の裏側をマッサージしてもらって、あと氷で冷やしたら幾分良くなった。その日一日ベッドで読んでいた本が、この間子規庵で買った「病牀六尺」。洒落にならない(笑)。

翌日は、朝食後まっすぐ家に帰った。運転は辛うじて出来た。家に帰ってまた寝ていたが、その後の膝の腫れ具合から痛風だったと思う。最初の痛風の発症は30年ぐらい前だったが、その時は膝に出た。まさか膝に出るとは思わなかったので、最初は骨折かなと思ったが、病院に行ってひどい痛風だと言われた。その後20回以上痛風の発症があったが、いずれも左足の親指の付け根あたりだった。今回は久々の膝での発症。ただそんなに酷い発症ではなかったのか幸い。旅行は残念な結果に終わったが、幸いにも少しであるが歩ける状態になった。年末·正月は健康体で過ごせそうである。

ああ、でも、今年ももう少しで終わりだね。

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