雑記

朝晩の冷え込みは厳しいものがあるが、日中はそこそこ気温も上がり、青空も広がり散歩をしていても心地よい。空気も澄んでいて、息を吸い込むと何か自分自身も新鮮になった気がする。近くの公園に小さな水たまりのような池があり、水深も深いところで10㎝ぐらいだと思うのだが、そこに連日鴨が来ている。およそ30羽ぐらいいるだろうか。時折羽を激しく動かして、バシャバシャ水浴びをしている。ここの公園も池も以前から知っていたが、まさか鴨が来ているとは、今年初めて知った。まだまだ身近にも知らないことがたくさんあるなと感じた。紅葉もそうだが、やはり生活が変わり、「自然」が以前にも増して目に飛びこんでくるようになったのだと思う。せっかくそのように自分の身体が変化してきたので、尚更散歩を楽しまなくてはならないな。

3日は映画。「東京タクシー」を観る。可もなく不可もなくという感じか。倍賞千恵子はさすがに上手く、キムタクも無難に演技をしていたが、ストーリー的には個人的には馴染めないものがあった。原作が「パリタクシー」というものらしく、物語もそちらに引っ張られたと思うが、いわゆる日本的ではなかったと思う。過去を語る会話が説明的過ぎて、もう少しさりげなく出来なかったのか。そもそもそこまでのエピソードが必要だったのか。もっと普通の人間ぽくても全然いいのでは。山田洋次が監督なら、原作の趣旨を尊重しつつもかなり変えて欲しかったな。

4日は元会社のメンバーとの飲み会。会社の中の、ある事業部のOBが中心だが、皆それぞれトップクラスまで行った人達だ。それらの人達が皆私と同い年ぐらい。それも独身時代からの付き合い。そこに若い現役の責任者も加わった構成で、楽しく飲んだ。なんとなく会社時代の延長のような会で、面白い話題満載でかなり盛り上がった。この会では最後の締めが親子丼というのも恒例で、この歳になって無理して食べるのもまた良い。若い時にタイムスリップした気分になる。あとで苦しくなり若干後悔するのだが……

5日の夜は近所のS鮨屋に行く。近所といってもタクシーで三千円くらいの距離。本当に歩いて行ける鮨屋もあるのだが、やはりここの鮨屋が抜群に旨い。この鮨屋のきっかけは、一年以上前かな、昼にある蕎麦屋に行こうと車で行ったのだが満員で入れず、近くを走っていたら鮨屋があったので入ったということだった。お昼だったが、主人の応対も含め、こんな店夜に来てみたいなとその時思った。リタイアして久し振りにまたその店に昼行ったら、主人も顔を覚えていてくれて、これは絶対夜に行かなければと、それ以来何回か足を運んでいる。

その他、リタイア後の贔屓にする店を模索中だが、喫茶店、蕎麦屋、鮨屋、ショットバー、居酒屋など、近所にピッタリの店があればとても生活が豊かになるはずだ。鮨屋はここで決まりだが、もう少し近いと良いのだけど。蕎麦屋は鮨屋の近所の蕎麦屋とは違うが、近くになかなか良い店が一軒ある。ただ喫茶店、ショットバー、居酒屋が無いんだよね、近所に。この前、近くにある唯一のショットバーに行ったが酷かった。まず田舎なのに値段が高い。一応私はウイスキーの価格は分る。ここは通常の倍かな。一番腹が立ったのが、ロックで頼んだのだが、氷が冷蔵庫のキューブの濁った氷一つ。グラスもなんか生温かい。近くのショットバーは諦めた。居酒屋はまだ開拓していないので、まぁ来年の重点テーマの一つかな。

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