クルーズを終えて

雑記

10/5にクルーズ旅行も終わり、朝横浜港で下船して、東京駅までチャーターのバスで行き、そこから千葉までJRで帰った。それにしても日曜ということもあり、東京駅での人の多いこと。なんか一気に現実に戻されたような気分になった。長旅で疲れていたということもあり、家に着いたらしばらく眠ってしまった。夕方目が覚め、せっかくクルーズ中に毎日歩く習慣をつけたので、それを続けなくてはと思い、頑張って起きて歩いた。そうしたら歩いているうちに調子が出てきて、歩幅もスピードも以前に戻りつつある気がしてきた。クルーズ13日で約20万歩歩いたのでその成果が大だな。

翌日は、やはり気になっていたiCloud不具合の対応に追われた。原因はアップルアカウントのロックで、それを解除するのにいろいろ試してみたがどうにもできない。カードの取り消しが時期的に理由かなと思ったりもしたが、それも腑に落ちない部分もある。ネットで調べてもアップル本体には行きつかず、他社の会員登録してのチャットでの解決策を聞くなど面倒くさいことばかりで、これに関するアップルの連絡先がなぜすぐ出てこないのか、腹立たしくストレスが溜まった。ただ娘の一言がヒントになり、普通のアップルストアに電話をした。そうしたらアップルサポートの電話番号を教えてくれて、長く待たされたものの丁寧にロック解除の方法を教えてくれた。私がやっていた通常の方法ではやはり無理であって、本当に最新の「機械」を扱うのは難しい。というか若い人も出来るのかなと思う。今後こういう傾向がますます増えてくると思う。いろいろ不具合が起きた時の連絡先(電話番号)がすぐわからない。わかって電話をかけても、相談内容を選べだのAIとのはい·いいえ等、すぐ担当者とは話せない。カスハラの問題があるにしても、会話がますます無くなる世界に移行しつつある気がするね。

そういえば、クルーズに乗り合わせた人の話だが、最近就航したアスカⅢの評判が今一つらしい。その原因がいわゆるネットでの登録で、メインのレストランは普通に入ることが出来るものの、他のイタリアンとかのいろんな種類のレストラン(まさにそれがアスカⅢの売りなのだが)を利用するには、スマホ等で予約しなくてはならないらしい。クルーズのメインはかなり歳を召された方が多く、対応が難しいらしい。会社側としては、業務の合理化と、ターゲットを若い層に広げるということなのかもしれないが、今回の私の参加したクルーズもそうだが、ゴールデンウィークや夏休み正月休み以外で、会社に勤めている人はなかなか休みが取れないと思う。実際、今回のクルーズも我々がほぼ最年少に近い感じで、平均がそれこそ70代後半ではなかっただろうか。ロングクルーズになれば必然的に年齢層が上がる。それは海外でも然りであると思う。そんな状況でのネット化は疑問が残る。大阪万博のように、年配者は単独では行けなくても、その分若い層が行けば興行的には成り立つのだか、(人間的にはそれも疑問だよ!)  クルーズの場合はビジネス的にも問題があるのでは。

それにしても年寄り(失礼)の多いクルーズだった。そのせいか、今まで参加したクルーズの時よりも食事量が少ない感じがした。(笑) もちろんそれでもしっかりした量で、美味しく食べさせてもらい、おかげで結構歩いているのにもかかわらず体重が3㎏近く増えてしまった。ただ食事の際、隣の席での年配の方との話は非常に楽しいものであったな。やはり、私以上に、残された人生の日々に対する考え方が真剣で、ある意味達観されている人が多かったような気がする。ほとんどの人が病気等を抱えていながら、楽しむことを第一に考えている。そしてあと目立ったのが、女性のおひとり様が多かったこと。やはり女性の方が長生きするので、夫を亡くした後、一人で楽しんでお金を使い切ろうとしているのではないのかな。隣に居合わせたある女性は、話から多分80過ぎだと思うが、なんと一人で海外40か国も旅行されたそうだ。背筋もシャキッとしていて、話し方もしっかりしていて、化粧やファッションも行き届いていて、良い歳の取り方をされていた。 ん~っ、目標だな。

今回のクルーズは退社と新生活のセレモニーであった。そこで、いろんな年配の方と話が出来たこと。好きな甲板歩きを思う存分出来たこと。そして体調が良くなったこと。寄港地でのゆったりした時間、例えばモネの庭とか、伊根の遊覧、天橋立、石川県立図書館(アイキャッチにアップ)、佐渡島の鮨屋、室蘭のシャッター街等とてもリラックス出来たこと。本当に良い時間を過ごした。幸せである。

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