台風15号

雑記

台風が久々に日本列島を横断する。関東地区は午後から、特に夕方に接近し大雨になるという。実は今夜は、会社時代の後輩達と人形町で呑む約束をしている。朝にどうしましょうか?と連絡が入ったが、予定通り決行することにした。せっかく店もセッティングしてもらって、中止にする選択はない。ただ店に行くまでの雨が心配ではある。線状降水帯の発生する可能性もあると言うし。まぁ様子を見ながら、無理しないように行動しよう。

今週は、火曜日は名古屋にて高校時代の仲間と。水曜日は会社時代の同世代の仲間と。そして今日は会社時代の後輩と、飲み会が続いている。まぁこれだけ機会があるだけ幸せだと思わなければいけない。会社を辞めてからの飲み会で良いことは、気に入った者同士の飲み会であるということだ。心の底から楽しむことが出来る。会社時代も、最後の10年ぐらいは、本当に飲みたい相手だけと飲むように努めていたが、仕事の関係とか社内の組織的にも飲まざるを得ない場合があり、若干ストレスが溜まることもあった。もちろん仕事上でも、楽しい相手はいっぱいいたが。

飲む相手に限らず、例えば生活における時間の使い方、行先、睡眠、食事、等々全てが、今は自由である。一つ一つの行動に「自由」を実感している。会社時代も、特に最後の方では、ある程度自分の自由が利き、当時はなんの不満もなかったが、やはりこの二か月、自分の意志とか感性で行動を積み重ねている中での自由を経験していると、会社時代に感じていた自由とは、ある種規制の中での狭い感覚だったと思う。無論、会社時代を否定するものでなく、その時代はそれなりに遣り甲斐もあり楽しかった。ただ自由の概念が狭かった。まぁそれはしょうがない。その時代の楽しみはそういった感じの自由で良かったのだと思う。ただ人生の最後のステージに、残された時間の中でもっと別の世界を知りたいという欲求には、今の本物の自由が必要不可欠であり、それを感じつつ生活出来ることこそ感謝しなくてはいけないと思う。ただこの自由は、言い方を変えれば、全ての責任が自分に降りかかってくるということだ。本当の人間として、男として試される試金石のようなものだろう。しっかりと受け止め、しっかりと男を見せ、しっかりと楽しもう。

最近は、同世代のものとの交流が多くなった。この世代が集まると、だいたいが、健康、病気のことや、年老いた親のこと、孫のこと、お墓のことなどが話題になりがちだ。そういった話も盛り上がるが、メンバーによっては極力そういう話題とは別の話をしたいと思っている。この間の高校時代の仲間との会食は、私の「卒業式」ということもあって、老後なにをやっていくかという話になった。その中の一人が、二年前にリタイヤしたのを機に本格的に陶芸を始め、その楽しさを語っていた。そして最新作のぐい呑みを持ってきて、我々にプレゼントしてくれた。なかなかの出来である。私も昔、子供の小さい頃観光地に行った折、家族で陶芸体験を何回かしたことがあったが、焼きあがった作品を見ると不格好な代物であった。また以前、近所に脱サラして開業した蕎麦屋があり、蕎麦ちょこ等の器も手作りだと言っていたが、分厚くて重くて商売として耐えられるものではなかった。それに比べ、彼の作品は軽い。実際に手に持ってストレスがかからない。ということは、とても薄く作ってあるわけだ。特に酒器は、美味しい酒を吞もうとすると、最初に舌の先端の味蕾に酒が当たらなくてはならない。すなわち薄い盃なりぐい呑みでないとそのようにはならない。彼の作品は脱サラ蕎麦屋と違い、二年でプロの仕事であったと思う。あとは芸術性を高めるだけ。楽しい陶芸生活になりそうだね。

今日の飲み会はどんな話になるのかな。まだ相手が現役の後輩だから、この二か月で会社はどうなったかの話だろうね。雨の方は今のところは普通の降りだが、予報だと一時間後の2時ごろから酷くなるみたい。雨雲がちょっと避けてくれないかな。

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