同窓会

雑記

7/25、26と約一か月振りに単身赴任先に戻った。7/26お昼に高校の同窓会があり、それに合わせて野暮用と7/25の夜は旧会社グループ飲み会をセッティングした。

それこそ二か月前から組んだ予定で、こちらに合わせてもらった経緯もあり、本当に頸椎の状態がある程度治まって良かった。昼前に新幹線で移動して、私的な用事の方は夜までに済ませ、昔のグループの飲み会に行った。昔のグループといっても、12年前単身赴任になった時に私の同期入社の奴をはじめ4人で飲んだのが始まりで、かなり気が合って今後も続けていきたいと思っているグループである。会場になった店は贔屓にしている居酒屋で、実は退職したことをそこの大将にも女将にも伝えておらず、ちょうどよい機会だった。この店は竹筒で呑ませる日本酒が「売り」で、竹の香りも相まってとても美味しくどんどんいけて危険な酒(笑)である。あと肴特に魚系が美味い。その日はあじ、しゃこ、天然うなぎをたのんだがどれも酒によく合っていた。昔、およそ40年ぐらい前になるかな、とある居酒屋に居合わせた年配の方が、「本当に美味しい酒は、一友、二肴、三酒」と教えてくれた。一番に一緒に呑む相手。二番目に酒の肴。三番目にやっと呑む酒そのもの。という意味だ。まさにその通りである。その方は日本酒のお銚子を振ってはいけないとも言っていた。中身が減ってくるとどれくらい残っているか振って確認したくなるが、とても下品な行為だ、お銚子を持っただけでどれくらい残っているかは酒のみとしてわからなくてはならないと、当時まだ青二才のたまたま居酒屋のカウンターに居合わせた私に丁寧に教えてくれた。そのことはまだ守っている。ということで、良い酒の三拍子がそろった飲み会であった。

翌日の高校の同窓会は、二年の時のクラス会がメインで、30人以上が集まって盛況であった。高校卒業後50年が経ち、当時の面影は私をはじめほとんどない。ただ数名は全然変わっていないのがいるんだね。どうしてだろう。凄いもんだ。尊敬する。羨ましい。各自自己紹介をしたが、ガン、透析をはじめ病気のオンパレード。皆それぞれ苦労をしているしそういう歳になったということだ。もちろん学年レベルでいえば、亡くなった方も10人はいると思う。仕事の方は数名がまだ現役であったが、現役といっても関連会社とかあとボランティアとかで、そのあたりは私同様一区切りついた感じであった。それにしても数名と話をしたが、それぞれそれなりに歴史があるもんだね。人生のある時に悩んで決断して今に至っている。個人差はあるものの、とても勉強になったし、話していて楽しかった。この中の数名はこれからの新生活においても付き合っていくかもしれない。

今回の同窓会はとても良かった。それには幹事役をやってくれた人の功績が大である。今回出席者の一覧表や、当時のアルバムをはじめ写真をスクリーンに移したり、出席していない人の情報等、いろいろ時間をかけて準備してくれた。出席者を募る際も、消息の分からない人をいろんな角度からいろいろな人に連絡を取り、芋づる式にたどり着いて出席した人もいる。こういう人がいて初めてこのような会が成り立つ。先月の私の会社を辞める際も、部下が骨を折って盛り上げてくれた。そのおかげで私もとても気分が良かったし、送る方も一つのケジメのセレモニーになったと思う。すべてのことがこういう構造で成り立っていると再確認した。

とても良い二日間であった。

 

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