暑い

雑記

暑い。今年は6月初めから異常な暑さだが、その暑さが弱まることがない。昨日·今日と北海道が最高気温40度近く! あの北海道が! それも沖縄より暑いんだって。なんか本当におかしいね。今年の夏は異常だと毎年言っているような気がするが、本当に地球大丈夫だろうか。昔は暑いと言っても30度を超えたらニュースになる感じだった。会社に入ったころ車で営業していたのだが、当時の営業車はクーラーの入っていない車が多かった。よく運転席のシートにダンボールを挟んでいたなぁ。おしりも背中も。そうすると風が通ってベタベタせず涼しく感じた。ダンボールは冬は暖かく夏は涼しい魔法の素晴らしいアイテムだ。強度もあるし。そんなことをスーツを着てやれたのだ。そのうち会社の営業車もクーラーが入りだしたが、ただ北海道はずーっとクーラー無しだったと思う。昨日·今日の北海道ではクーラー無しの車なんて考えられない。

子供の頃は夏が好きだった。暑かったけど若いということもあり、また今の気温とは根本的に違っていたからかもしれない。父方の実家が飛騨の高山で、小学校のころは夏休みの期間はそこにいた。夏の日差しのなか、セミ取りやカエル取りをしていた。駅から近いところだったが、周りは田んぼばかりで、青い空、白い雲、田んぼの光った緑、森の濃い緑が今でも目に浮かぶ。そして蝉しぐれ。圧倒的な音量。それらが本当に好きだった。今は歳を取って、また暑さも異常ということで、なかなかそういう経験をしていないが、ただ神社に行って森の樹々の間の風を感じ蝉しぐれを聴くのは好きだ。なんかとても落ち着く。昔に戻った気かするのかな。セミの声と樹々に包み込まれて安心しているのかもしれない。

ここ二日ぐらい、娘に来てもらって部屋の整理を手伝ってもらった。大分首や背中の痛みが治まったものの、まだ本格的には動けない。一番の問題は12年間の単身赴任で増えた荷物だ。特に本。いろいろ引っ越しに際してはかなり思い切って処分をしたのだが、なかなか本は捨てることができなかった。友人に書棚を作ってもらい、過去の家にある分を含めそこに本を入れたのだが、文庫本だけでいっぱいになりそうで、今、新書等どこに収納しようかいろいろ試行錯誤しているのだが、一応整理をしようということで娘に手伝ってもらった。とりあえず文庫本を作家順に並べたのだが、それがまた楽しい。五十音順でア行の作家の本が一番多く、次がサ行とハ行が多かった。ナ行が極端に少なくア行の七分の一ぐらい。これはそもそも日本人の苗字の割合から作家の苗字の割合、私のチョイスが複雑に絡み合った問題だ、そういう傾向が見られて、いろいろ考える機会を与えてもらって、とても良かった。あと同じ本を買っていたのが20冊近くあったのが、情けなかったなぁ。雑誌は基本的には捨てているが、昔気に入ってた月刊誌が以前の引っ越しのダンボールに入ったままで、今回取り出して表にだした。「話の特集」と「噂の真相」。今こういう雑誌が無いのだなぁ。並べた背表紙もきれいで格調がある。

昨日はその作業の合間、女房、娘と三人でパスタを食べに行った。こじんまりと夫婦で経営されている店で、ご主人は私よりも四つか五つ上かな。脱サラされての経営だが、ここのパスタは絶品である。店の雰囲気もアットホームで、BGMがラジオ。それが落ち着くんだな。昨日は冷製のミートスパっぽい、野菜もたっぷりでショウガを混ぜたのを食べたのだったが、美味しかった。この店は日曜休みで、今までは千葉に戻ってくる土曜しか行けなかったが、これからは平日も行ける。なんとなくゆっくりだが新生活が動き出したなと思う。

来月、以前の仕事がらみの会食が二件あり、それが終われば完全に「新生活」である。本の整理をはじめ、これを機会にでの家全般の整理はゆっくりやると決めた。まぁ今年中にやれればいいや(笑)

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