少しずつ身体も動くようになり、痛みも我慢できる範囲に収まってきた。リハビリを兼ねて外に出て歩くようにしている。先日、やっと近くの神社に行くことが出来た。本当はもっと早い時期に来たかったのだがしょうがない。新生活の初詣といったところか。これまでの長い会社生活が大過なく過ごせたお礼と、新生活の抱負を話した。ここの神社は私にとってはいわゆる氏神様というべきか。毎年初詣はここに来る。といっても正月は混んでいるので、2月に車のお祓いを兼ねて来るのだが。そういえば娘の子供のお宮参りもここでやったな。
規模的にそこそこの大きさの神社が好きだ。もちろん大きな神社、伊勢神宮や出雲大社、熱田神宮、明治神宮なども素晴らしいが、定期的に行こうと思うと、たとえそれら立派な神社の近くに住んでいても、なんかへんなプレッシャーがかかる。平常ではないよそいきの感覚になってしまう。それよりは全体がすんなり把握できる、祭りの時期にちょっとした夜店が出る程度の大きさの神社がいい。単身赴任先でもちょうど手ごろな大きさの神社が近くにあり、そこに週一か週二のペースで行っていた。今日までの報告、お礼と、明日からの予定、目標を、簡単にお話する。特には愚痴もこぼす。それらをする時はもちろん後ろに人のいない時に限るが、そういったことで心が休まるんだな。それにしても神社の効能はすごいと感じている。個人的にはお寺に対してはそうはいかない。自分と違う宗派だと若干の抵抗もあるし、やはり「神」というのは特別なのかな。人それぞれ心の中に「神」をもっていると思うのだけど、己の「神」を、信条を、生き方を包み込んでくれるからなのかもしれない。今後もそんなに頻繁には行けないが、週一ぐらいの感覚で行こうと思う。
昨夜は東京の神田での飲み会。ある居酒屋の女将が20年ほど前に亡くなったのだが、その時、店の常連が女将を偲んで集まった。それがスタートで毎月開かれている飲み会だ。その店は女将が一人で切り盛りしていて、カウンターだけの数名入ればいっぱいになる店だった。毎日手作りの大皿料理が並べてあり、それらの全てが美味かった。とくに季節を先取りする料理、山菜とかとうもろこし、アスパラとかの酒の肴が絶品で、私はこの店で一足先に季節を感じることが出来た。
さて飲み会の話に戻るが、私は12年前に転勤で東京の地を離れてしまい、それ以降は出張がうまく重なった時のみ出席していた。年2回ぐらいかな。そのため、会社の後輩をピンチヒッターに立てていた。今度からはその後輩共々参加することが出来る。この会の凄いことは、その後輩を除けば(当初のオリジナルメンバーでいえば)私が最年少であるということ。この数年は最年長の飲み会がほとんどで、この会は逆に新鮮だ。私と後輩が60代。あと70代が4人。80代が二人。男女では、男5人女3人。メンバーの皆さんは経験も豊富で学識も高く常識をわきまえてて、話していて心地よく変なストレスもかからない。それが20年も続いているのは奇跡に近い。通常グループの飲み会なんて、最初は盛り上がっているものの数年続くのも少ないと思う。この会はなんとなくゆるい集まりなのが良いと思う。あまり頑張らない。皆が大人なのでその辺のことが良く分かっていると思う。この会は今後も大切にしたい。
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